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【レポート♯1】コロナ禍で変わる行動様式をビジネスチャンスに生かす

更新日:1月7日


自動二輪免許新規取得者が増加し、バイク(自動二輪)の納車時期が長期化するぐらい売れまくっているらしい。 そこから見えてくるコロナ禍におけるマーケティングのあり方を考察する。

 2000年以降、インターネットの普及の陰で一見関係なさそうな、若者のマイカー離れ、バイク(自動二輪)離れが進んだ。大都市で暮らす人々にとっては電車やバスなどの公共交通機関が遥かに便利で経済的であるため、マイカーやバイクなどは益々「趣味性」の強い乗り物といったことなのだろう。


 「3密を避ける」ことや「不要不急の外出を控える」ことが一般常識となったコロナ禍で、飲み会やイベントに参加しなくても、電車やバスなどの「生活の足」の利用を避けることは不可能だ。だから休業要請期間中も運行していた。

 在宅勤務、Zoom会議、ネットバンク、ネットショッピング、デリバリーなどインターネットを代替手段として、移動や面会の機会を減らすことはできても、やはり大都市で暮らす人々にとってはどうしても電車やバスなどの公共交通機関を利用せざるを得ない。そして多くの人々が電車やバスを利用する時間帯は重なる。コロナ禍以前にラッシュアワーといわれいた時間帯はコロナ禍の現在もかなり混雑していることに変わりはない。


 行政やマスコミが発表するクラスター情報に公共交通機関は含まれていない。理由は「感染(接触)の経路が追いきれない」、「飛沫が大量に飛び散る環境ではない」といった理由ではないか。しかし、首都圏の電車やバスの通勤時の殺人的な混在を知る者にとっては、真っ先に感染リスクを感じる、「最も危険な場所」に挙げるのではないだろうか。


 いずれにしても電車やバスに乗ることに抵抗を感じている人は少なくない。電車やバスの利用機会を減らし、自転車を利用する人は増加した。マイカーに切り替えた人もいる。バイクにした人もいる。タクシー利用も増えたかもしれないが、深夜までの会食が許されないコロナ禍ではタクシー業界全体としての売上を底上げする効果は乏しいかも知れない。


 このように都市圏の乗り物=シティーコミュターにおける人々の優先順位というか、位置付けに変動が起きてきている可能性がある。


 コロナ禍の影響で一時期に世界中の製造ラインが停止、輸出入がストップ。緊急事態宣言解除以降からは製造ラインがフル稼働し、積滞する納車になんとか答えようと必死であったにも関わらず、自動車やバイクの納期が見えない状況が10月頃まで続いたのだ。


 そこに来てサラリーマンやOLの在宅勤務が増え、顧客への訪問機会が減り、大学生のキャンパスへの通学が減り、人々の時間が増えた結果、「この機会に教習所に通って免許を取得しよう」という人も増加した。教習所は実技教習の予約が入らず、卒業(免許取得)まで、通常の3〜4倍の期間がかかっている状況だ。教習所は教官を急遽採用し実技教習の枠を増やして積滞を解消したいと必死だ。ただ、ここで特筆すべきは、普通自自動車免許と比較して二輪免許の取得希望者が更に増加しているという事実。また、「二輪免許取得者の内訳は普通二輪(400cc未満)5割、大型二輪(401cc以上)5割、平均年齢は51歳(都内某教習所談)」というから驚く。


 理由はコロナ禍の影響だけではない。


 日本自動車工業会による「二輪動向調査」は、国内二輪メーカーの新車購入者を対象に過去20年間に渡り実施している調査では、バイクユーザーの平均年齢は2011年49.9歳から今回2019年はなんと54.7歳と高齢化が益々進行している。


 その昔し、「暴走族」が増殖した1970年代後半から80年代にかけて、バイクは、16歳の誕生日を迎えたら、「教習所に行って二輪免許をとって中古バイクを買う」ためにアルバイトして、「お金を貯める」目的になっていた。ある意味、「高校に進学する」、「アルバイトする」、「バイクに乗る」、「大学に進学する」ぐらい、10代後半のライフテージにおける必修科目であったと筆者は記憶している。

 しかし、人生の中でバイクに乗れる時期はそれほど長くはない。就職、結婚、出産、育児、子供の成長に合せて出費もかさむ。都市圏の生活においては、バイクは極めて趣味性が強い「おもちゃ」として、家族としての優先順位は低くならざるを得ない。

 一方、50代になると、子供が独立し親の務めから解放される。それまで何かと子供中心に回っていた親の余暇時間が増える。学費や習い事など稼ぎの大半を充ててきた生活費にもかなり余裕ができる。週末は夫婦二人だけになりワンボックスタイプのファミリーカーも子供部屋も持て余すようになるのだ。


 普通免許等の自動車免許の保有者なら誰でも原付バイク(50cc未満)の乗車ができることは誰でも知っているであろう。教習所にいかずに乗れる原付は手軽で経済性は高い一方、「30キロ制限」や「2段階右折」といったクルマの運転に慣れているドライバーにとっては「うっかり」違反があるため、非常に厄介な乗り物でもあった。

 しかし、2018年7月11日の道路交通法施行規則の改正で自動車免許の保有者ならから原付二種AT(125cc未満)に限れば、最短2日間で免許取得ができるようになった。この原付二種AT(125cc未満)は小型自動二輪車の区分となるため、高速道路を走行できない以外は、普通のバイクと同じ扱いであるため、いわゆる原付バイク(50cc未満)のような違反の問題が少ない。排気量も十分あるので交通量の多い幹線道路などのクルマの流れにスムースに乗れるので「怖わくない」。しかも、250cc以上のバイクやクルマにあるような車検もなく、自動車保険に付帯する「ファミリーバイク特約」が利用でき、経済性だけは「原付バイク」という非常に優れた「美味しいとこ取りのバイク」となっているのである。


 You Tubeで「バイク通勤」と検索して何本か見て欲しい。筆者も全てを見た訳でなないが、「バイク通勤」をしているユーチューバーに共通する趣旨としては、以下の4点にまとめることができるはずだ。


①コロナ禍で3密、感染リスクを回避する必要性

②バイクが最も手軽で経済性が優た移動手段である 

③バイクの中でも、安全性、経済性、利便性のバランスなら原付二種(50~125cc)

④日常の当たり前(通勤)が、バイクに乗ることでレジャーに変わる「多幸感」の拡大


 上記①〜③は、事実(FACT)であり、日本中が同じ体験下にあるから、曲げることも省くこともできない。しかし、一方④は、「バイク通勤」しているユーチューバーの「実感」を包み隠さず表現した「一番伝えたいメッセージ」であり、「利用者の生の声」ではないだろうか。この「利用者の生の声」が見たくて筆者はテレビよりYouTubeを好んで見ている。

 テレビや新聞などの報道の役目は、事実(FACT)を伝える事にあるということに疑う余地はないが、この「利用者の生の声」については、逆に信憑性についてよく解らなくなる節が多々あり筆者は全く信用していない。(テレビや新聞のビジネスモデルを理解している筆者だけに。)


 今回のレポートをまとめる。

① 時流を的確に捉え、世の中の流れと寄り添うことはビジネスの成功には不可欠な要素である。
②「利用者の生の声」に耳を傾けると人の「感情」が見えてくる。
③ 当社が考える「マーケティングの成功」とは、定型的な調査や研究だけでは解決しない、「感情を揺さぶる」ようなクリエィティブなプロセスの結果である。

 株式会社タイムインベストは、これまでに様々な産業や地域を支えてこられた中小企業のマーケティング顧問として、ICTとマーケティングトレンドを重ね合わせた当社独自の強みである分析・提案力と、プロジェクトマネージメント力で、経営課題解決や新規商品やサービスの開発のご支援を通して、地域や産業にイノベーションをもたらして参りました。


 当社は、

 ・広告会社ではないので、制作物や媒体費を稼ぐことも、

 ・リサーチ会社ではないので、調査費を稼ぐことも、

 ・シンクタンクではないので、膨大なコンサル費を稼ぐことも致しません。

 

 当社は、新卒社員を一名雇い入れるより安価に、大手企業のベテランのマーケティング部長が行うよう複雑な業務を御社スタッフと一緒になり遂行致します。


 料金プランや経営課題の相談など何でもお答えいたしますので、先ずは「お問い合わせ」からお気軽にお問い合わせください。





 

 

 


 

 

 

 




 


 


 


 

 


 

 

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